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人気中古車徹底解剖:歴代 eKワゴン 完全買い方マニュアル
◆歴代 eKワゴン 完全買い方マニュアル
eKワゴン(H81W型)
超激戦区のトールワゴン市場で大健闘の新感覚派軽自動車
◆2003年式、ホワイト、1.3万㎞、参考価格73.0万円、M(FF・3AT)
eKワゴン(H81W型)
2001年10月〜
お手頃価格が豊富に揃う
eKワゴンの中古車市場は元気がいい。特に、2〜3年落ちの程度の良いものが多く出回っており、ユーザーにとっては嬉しい限りと言える。
販売価格の中心は70〜80万円。走行距離は1〜2万㎞あたりに集中している。
人気のボディ色は、ホワイトやシルバーを中心に、その次に赤が続くという感じだ。
50〜100万円
eKワゴンM(FF・3AT)
●全長3395×全幅1475×全高1550㎜●ホイールベース2340㎜●車両重量830㎏●ミッション3AT●エンジン型式3G83型●総排気量657㏄●最高出力37kW(50ps)/6500rpm●最大トルク62.0Nm(6.3㎏m)/4000rpm●10・15モード 19.4㎞/L●サスペンション前ストラット/後3リンク●ブレーキ前ディスク/後ドラム●タイヤサイズ155/65R13●価格95.55万円*2005年3月現在(消費税込)
長く愛される「いい軽」を形に表したジャストバリューワゴン
ワゴンR、ムーヴといった人気車種が凌ぎを削る軽自動車のトールワゴン市場に、「eK(いい軽)プロジェクト」の名のもとに開発され、2001年10月にミツビシが満を持して送り出したのが、このeKワゴンだ。
一過性の流行ではなく、長く愛されるものをというコンセプトで、コンセプトスケッチの段階から全国のユーザー調査を実施しており、共通の嗜好がデザインや装備に採り入れられているのが特徴となっている。
全高1550㎜の「セミトール・パッケージング」はほとんどの立体駐車場に入庫が可能で、室内長はリッターカークラスの1830㎜を確保。
コンパクトさと室内空間の広さを併せ持ち、タウンユースで必要な要素をすべて内包しているといえる。
「シンプル・クリーン・ベーシック」をコンセプトとしたデザインは、そのネーミングどおりシンプルな面構成で長く見ていても飽きがこない、秀逸なものとなっている。
シンプルなラインでベーシックな美しさをアピールする
eKワゴンはどの部分を取っても、実にスマートな構成でデザインされている。フロントマスクは大型のヘッドライトと横桟グリルの組み合わせで引き締まった表情を見せ、ボディ前後を丸く絞り込むことでスクエアなだけでなく丸みを帯びた安定感をも醸し出している。
テールゲートまわりもスッキリしたデザインでまとめられ、ゲート自体も広く設定されているので、荷物の積み下ろしなどは実にやりやすいデザインだ。
インテリアで目を引くのは、コンソール中央に配されたメーターパネル。運転時に自然な視線移動でメーターの確認ができる機能的なデザインで、見た目にも個性的だ。
ステアリング前方にはオプションでナビ用ディスプレイやフォトスタンドが設置できる設定となっている。フロントシートはベンチシートとなっており、コラムシフトと足踏み式サイドブレーキの採用で、サイドウォークスルーが可能となっている。
▲シンプルな面で構成されたボクシーなフォルムは、万人に受け入れやすいものがある
▲コンパクトカークラスを凌駕する荷室スペース。何の不満も生じない
▲三菱得意のアイデアあふれる収納スペース。痒い所に手が届くとは、まさにこのこと
▲広々としたコクピットまわり。高めのドライバーの視線は見切りの良さに貢献
▲経済性のみならず、パワフルさも持ち合わせる3G83型エンジン
▲乗り心地重視で13インチ65扁平タイヤを装着。オプションでアルミホイールが用意されている
安全性、燃費性能、環境性能はクラストップレベル
エンジンはタウンユースに合わせた出力調整が施された3G83型SOHC12バルブ3気筒エンジンを搭載。実用燃費もさることながらキビキビとよく走ることもeKワゴンの大きな魅力で、追い越し時の加速性能はデビュー当時、クラストップレベル。
前後サスペンションはeKワゴン専用にチューニングされ、ロールの少ない安定性とフラットな乗り心地を確保。ステアリングの応答性もよく、走ること自体が楽しいクルマといえる。排出ガスも平成12年基準の規制値よりも50%低減させ、「優—低排出ガス」に適合となっている。
安全面では、ミツビシの衝突安全強化ボディ「RISE」を採用。JNCAP安全情報公開試験相当の社内基準に対応しており、他の小型車にも引けを取ることはない。また、ヨーロッパで行われているダブルレーンチェンジテストもクリアし、優れた危機回避能力も実現。その他、挟みこみを感知すると自動的にウインドが下降・停止するセーフティ機構つきパワーウインドも採用するなど、乗員への配慮も怠りない。
軽自動車ユーザーのニーズに徹底的に応えた仕様を追求
いい軽作ろう!の合い言葉で生まれたeKワゴンは、徹底したユーザー調査の結果が反映されたものとなっている。
コクピットに座った時、助手席に座った時、そしてリヤシートに居る時……etc、と軽のユーザーが体験するだろう、あらゆるシチュエーションを想定してのマーケティングが行われた。そしてその努力が見事なまでに報いられたものとなっている。
全高1550㎜が、まずその顕著な例として紹介できるだろう。広々とした車室空間を欲しがるのは、ほぼ万人の共通したクルマに求める要素だからだ。
特に軽自動車のオーナーは、効率を求める傾向が強く、小さなボディと広い車室空間との両立を望む声が多い。
しかし、車室空間にだけ目を奪われ車高をむやみにあげると、立体駐車場に入れなくなってしまう。
1550㎜の全高とは、軽自動車という規格を最大限に有効活用できるギリギリの線なのだ。まさに三菱開発陣の心血を注いだ賜物と言えるだろう。