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ホーム 読み物・特集 人気中古車徹底解剖:歴代 マークII 完全買い方マニュアル
◆歴代 マークII 完全買い方マニュアル 2005.7.13vol73掲載
TOYOTA MARK II トヨタ マークII(2.5Grande〜2.5Grande G)
画像 ハイソカーブームの主役を演じた
「マークII」の魅力とは…
最盛期には、月間登録台数が2万台以上という、驚異的な人気を誇ったマークII。しかし'04年には生産終了し、マークXに全てを託すことに…。そんなマークIIが、30年以上の歴史の中で培ってきた魅力を、今一度確かめてみた。
Text:K-max Photo:Yasuo Kobayashi このクルマを検索する
PROLOGUE  
進化し続けた、トヨタの主力モデル  
 ハイソカーブームの'80年代、街を見渡せば白いマークIIばかり…といった光景も珍しくなかった。そんな“元祖ハイソカー”ともいえるマークIIは、'68年に初代がデビュー。当時の最上級車種クラウンと中堅車種コロナの間を埋めるように、「コロナ・マークII」として投入された。そのネーミングは、上級車志向のコロナオーナーを意識して、欧米車がモデルチェンジやグレード変更時に用いる手法(ジャガー・タイプEマークIIなど)を採り入れた結果だったのだ。
 「コロナ・マークII」として一度はフルモデルチェンジしたものの、'76年登場の3代目からは、「マークII」として独立。トップグレードには、“グランデ”が初めてラインアップされた。ちなみに、兄弟車のチェイサーが初めて登場したのはこの3代目、クレスタは'80年登場の4代目からである。
 代わって'84年に登場した5代目は、ハイソカーとしての人気を定着させたモデルだ。特に4ドアハードトップモデルが大人気となり、同時に「スーパーホワイト」と呼ばれる真っ白なボディカラーにも人気が集まった。
 '92年に登場した7代目では、記憶にも新しい“ツアラー”シリーズが初めてラインアップ。ラグジャリー志向のグランデ、スポーティ志向のツアラーと、グレードの方向性が明確にされたのである。また、この頃からボディの大型化が流行化し、マークIIも例にもれず、3ナンバー専用ボディを採用したのである。
 続く8代目は、'96年に登場。「セダン・イノベーション」をスローガンに揚げ、熟成されたセダンに生まれ変わった。しかし、この8代目が4ドアハードトップボディとしては、最終型となったのである。
 '00年登場の9代目では、兄弟車のチェイサー、クレスタが廃止され、マークII単独でのデビューとなった。そして'04年11月、後継モデルとして登場した「マークX」にバトンタッチし、36年間の歴史を誇るマークIIは消滅していったのだ。

photo:マークX

HISTORY  
1968年 9月 トヨペットコロナ・マークIIデビュー  
1972年 1月 トヨペットコロナ・マークII2代目デビュー
1976年12月 トヨタマークII3代目デビュー
1980年10月 4代目デビュー
1984年 8月 5代目デビュー
1988年 8月 6代目デビュー
1990年 8月 6代目MC
2004年10月 7代目デビュー
1994年 9月 7代目MC
1996年 9月 8代目デビュー 100



1998年 8月 8代目MC
1999年 4月 特別仕様車「レガリア」発売
2000年 3月 特別仕様車「Gエディション」発売
2000年10月 9代目デビュー 100






2001年 8月 特別仕様車「レガリア」発売
2002年10月 9代目MC 100






2003年 5月 特別仕様車「35thアニバーサリー」発売
2003年12月 9代目一部改良
2004年 4月 特別仕様車「グランデLIMITED」発売
2004年11月 マークX デビュー  

マークII 2.5グランデ(1996年式)/100系

マークII 2.0グランデ(2000年式)/110系・前期モデル

マークII 2.5グランデG(2002年式)/110系・後期モデル


スポーツカーをも凌駕する、最強モデル
〜ツアラー系〜


photo:マークII ツアラーS
 従来、スポーティグレードとして設定されていた“GT”に代わり、7代目と8代目にラインアップされたのが、“ツアラー”シリーズである。
 エンジン別に3タイプのグレードがあり、2.5L ターボのツアラーV、2.5L NAのツアラーS、2.0L NAのツアラー(8代目のみ)となっている。
 専用装備として、チューンドサスや前後異サイズタイヤ(ツアラーV)、トルセンLSD(ツアラーVの5速MT)などを採用。走りを楽しむのに、最適化されたパーツが装備されているのだ。要するに、単にカッコだけのスポーティバージョンではなく、中身も伴った“本格派”だということ。
 なかでもツアラーVは、スポーツカーに迫る性能の持ち主で、自主規制いっぱいの280psを発揮。「セダンに乗りたいけど、パワーの無いクルマは…」というユーザーにも満足できるクルマなのである。

 マークIIワゴンの消滅後、'97年に新たに登場したワゴンモデルが「マークIIクオリス」だ。ベースになったのはカムリグラシアで、マークIIのネーミングこそ付いているものの、まったくの別物である。つまり、グラシアワゴンの兄弟車ということだ。それゆえにエンジンは横置きで、駆動方式もFFもしくは4WDとなる。
 その後110系マークIIが登場し、'02年にクオリスは生産終了となったが、代わってデビューしたのが、「マークIIブリット」。セダンの設計時からワゴン化を想定していたため、ブリットは純粋な110系マークIIベースのワゴンとなった。コンセプトが「スポーティなプレミアムFRワゴン」だけに、トップグレードには、110系マークII最強モデルの「iR-V」同様の、直6ターボユニットが搭載される。
 マークII クオリス&ブリット
 〜ワゴン系〜



photo:マークII ブリット

中古車市場に見るマークIIの人気
【人気のモデルは?】
 現在、主に市場で取引されているのは、1988年に登場した6代目(80系)以降のモデル。さらに絞り込んでいくと、1996年登場の8代目(100系)と、2000年登場の9代目(110系)となる。8代目は、手頃な価格とシャープなスタイリングが若年層に人気。9代目は、広々とした室内空間や落ち着いたスタイリングなどから、ファミリー志向のユーザーに人気となっている。
 なお7代目は、初期モデル登場から10年以上経過していることもあり、かなり格安な物件が出回っているのが現状だ。
【人気グレードは?】
 ここでは、グランデ系に絞って分析してみた。中心グレードとなるのは、グランデ。これにはグランデGとの装備の違いが関係するのだが、アルミホイールとデジタルメーターほどしか、両車の差が無い。装備に固執しないのであれば、「少しでも安価なグランデを…」というのがユーザーの心情のようだ。また特別仕様車のレガリアやトラントなども、装備が充実していて人気が高い。排気量に関しては、2.5Lモデルが主流。しかしエンジン以外の装備にあまり差が無いため、2.0Lモデルをチョイスするユーザーも多いということだ。