試乗レポート
04.11.15 vol 65掲載
特選インプレッション
01:トヨタ/アイシス
02:ホンダ/CR-V
03:ホンダ/インテグラ
04:スズキ/アルト

バックナンバーへ
ホーム 読み物・特集 試乗レポート:特選インプレッション
SUZUKI ALTO スズキ:アルト
このクルマを検索する

画像
原点に立ち返った元祖パーソナルカー
画像 画像

Text:石川芳雄 Photo:原田 淳
LINE UP & PRICE (抜粋)
G(2WD・3AT) 84.0万円
E(2WD・5MT) 68.25万円
X(4WD・4MT) 107.31万円
※価格はメーカー希望小売価格(税込み)です
SPEC(グレード G 2WD 3AT)
全長/全幅/全高(mm) 3,395/1,475/1,500
ホイールベース(mm) 2,360
車両重量(kg) 730
乗車定員 4名
ミッション 3速AT
エンジン 水冷直列3気筒DOHC
総排気量(cc) 658
最高出力(kW(ps)/rpm) 40(54)/6,500
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) 61(6.2)/4,000
タイヤサイズ 155/65R13
お客様相談センター
0120-40-2253
http://www.suzuki.co.jp/
画像

プロフィール
 ハイトワゴン系が人気の軽自動車だが、背の低いセダン系も家族一人ずつの足として需要は大きい。なかでもアルトは79年に登場した初代が47万円の画期的な低価格を打ち出し、以後クラスの代表車種となった。
 今回登場した6代目は、この初代のコンセプトに立ち返って再び誰にでも買いやすい100?あたり1万円に満たない65万円(ベースモデルの5速MT車・税抜き)から用意される。装備はそれなりに簡略化されるが、これだけの低価格が実現出来たのは、やはりスズキの技術力と言って良いだろう。

インテリア
 Aピラーを直立させ、ダッシュボードを短くしたことで室内長を稼いだ新型アルト。このジャンルはパーソナルな足として少人数で乗る機会が多いが、後席も意外に広い空間が確保されているし、ベンチ式のリヤシートは作りは簡便だが座り心地上々。インパネもシンプルだがエアコンスイッチにロータリー式を採用するなど使い勝手も良い。
 装備はグレードによってかなり異なる。ベースのEはウインドーも手動だしタイヤも12インチ。しかしエアコンやラジオ、エアバッグなどは標準装備されお値打ち感は確かにある

エクステリア
 スタイリングデザインは、かなり流行を意識したものとなっている。キャビンを長く、ボンネットを短くしたキャブフォワードパッケージは最近の小型車の常識だが、左右を絞り込まずストンと前に落としたノーズラインや、ホイールアーチを後ろにはみ出させたようなテールエンドの処理はトレンドの最先端を行くものだ。 最上級グレードのXにオプション設定されるブラック仕上げのピラーも近年の小型車にかなり多く見られる手法。こうした流行を採り入れながら、全体としてアルトらしい親しみやすいカタチとしている。

ドライブフィール
 最上級のXは4速AT。中間のG、ベースのEは3速ATと5速MTの両方がある。54psのパワーは全車共通。車体が軽いこともあり、ギヤ比がワイドな3速ATでも快活な走りを見せるが、初速の乗り方が若干シャープなのはやはり4速ATの方だ。
 足回りはソフト。ステアリングもロック・トゥ・ロックとスローでまったりとした乗り味。タイヤは数種類用意されるが、オプションの14インチはハード過ぎて今ひとつ。中間の13インチがベストバランスだ。
 なお、低価格は確かに魅力だが、ABSは全車を望む。

画像   画像   画像
シンプルながら上質感も感じさせてくれるコクピット。Eをのぞき、オーディオ類はオプションだが、エアコンは標準   モノフォルムながら快適性に優れたフロントシート。一部のグレードではシートリフターもオプション設定される   リヤシートを倒すとフラットで実用的なカーゴスペースが出現。分割可倒式はX、Xセットオプションに設定
画像   画像   画像
全体的に丸いフォルムながら、スパッと切り取ったような造形のヘッドランプがエクステリアでのチャームポイントだ   タイヤはEが12インチ、GおよびXが13インチ+ホイールキャップ、Xセットオプションのみ14インチ+アルミとなる   エンジンは全グレード共通で直3DOHC12バルブ、最高出力は54ps。上級グレードの4速ATではより走りがスムーズになる