試乗レポート
特選インプレッション
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TOYOTA VITZ トヨタ:ヴィッツ
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サイズアップして居住空間も拡大
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Text:石川 芳雄 Photo:原田 淳
LINE UP & PRICE (抜粋)
RS(2WD) 159.6万円
U(4WD) 155.4万円
X(2WD) 140.7万円
F(4WD) 138.6万円
※価格はメーカー希望小売価格(税込み)です
SPEC(グレード RS 2WD)
全長/全幅/全高(mm) 3,800/1,695/1,520
ホイールベース(mm) 2,460
車両重量(kg) 1,060
乗車定員 5名
ミッション Super CVT-i
エンジン 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1,496
最高出力(kW(ps)/rpm) 81(110)/6,000
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) 141(14.4)/4,400
タイヤサイズ 195/50R16
お客様相談センター
0800-700-7700
http://toyota.jp/
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プロフィール
 1999年に登場し、コンパクトカー人気の火付け役ともなったヴィッツが初のフルモデルチェンジを受けた。新型は全長+110㎜、全幅+35㎜、全高も+20㎜のサイズアップとなり格段に立派になった。先代がやや小さ過ぎたのは事実だが、ここまで大きくなるともはやコンパクトとしては上限。これはおそらく世界市場を意識した結果だろう。ヴィッツは欧州でヤリスと呼ばれ高い人気を持つ世界戦略車でもあるのだ。エンジンは4気筒1300㏄と1500㏄に加え、パッソにも積まれる3気筒1000㏄も採用され、多彩なバリエーションだ。

インテリア
 全長とともにホイ−ルベースも55㎜延長。前後席の距離も45㎜大きくなって後席の余裕は格段に増した。先代モデルはあまりにコンパクトで、リヤシートスペースも実用ギリギリだったからこれは大きな進化と言える。フィットやノートのように居住性優先の作りではないが、このくらいの広さがあればファミリーカーとしても何とか及第点だろう。上位グレードはリヤシートがスライドし荷室との割り振りに自由度が高いのも便利だ。
 インテリアは特別豪華ではないが、樹脂の質感などは高い。デザインもモダンだ。

エクステリア
 スタイリングは先代のイメージを巧みに残しながらも、よりダイナミックに変身している。やや高めなカウルトップの下に続くフロントマスクはかなりのボリューム。ボンネットからグリルを縦の線でつないで構成することによりカタマリ感が強く、先代に比べるとかなりイカツイ雰囲気になった。この辺が今までの女性ユーザーにどう捉えられるか、ちょっと興味深い。
 サイドは前に行くほど下がるショルダーラインが印象的。これは側方へ開放感を出すのにも一役買っている。リヤは先代同様あっさりした仕上がりだ。

ドライブフィール
 エンジンは先代からのキャリーオーバー。経済性や扱いやすいパワー特性には定評があるが、ブン回すとややノイジーなのがタマにキズだ。新型ヴィッツはFFを全車CVTとしているが、この仕上がりは上出来。無段変速独特のスムーズさを引き出しつつ、特定の回転域にへばり付くようなCVT独特のクセは少ない。乗り心地はやや堅め。これは近年のコンパクトカーのトレンドで、昔のように走りに華奢な感じがなくなったは魅力。ただ、新型ヴィッツは乗り味全体に潤いが少ない。スタビリティは高く安心して走れるのだが…。

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近未来的なイメージへとさらに進化したコクピット。クラスを感じさせない質感の高さは見事だ   運転席シートリフターは全グレードとも標準装備となる。上位グレードの助手席は便利な買い物アシストシートとなる   リヤシートは分割可倒のほか、グレードによりチルトダウンや左右独立リクライニング、スライドなどの機能をもつ
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拡大されたボディサイズは、トランクスルーを使うときに効果を発揮する。フラットなフロアで使い勝手も高い   RSのみ、195/50R16タイヤとアルミホイールの組み合わせ。他はスチールホイールと60・70タイヤが標準となる   RSは1トンをわずかに上回る車重に110PSが与えられる。数値から想像できるように、すこぶるパワフルだ