試乗レポート
特選インプレッション
01:クライスラー/300C
02:トヨタ/ヴィッツ
03:ニッサン/ノート

バックナンバーへ
ホーム 読み物・特集 試乗レポート:特選インプレッション
CHRYSLER 300C クライスラー:300C
このクルマを検索する

画像
威風堂々、まさにアメリカンセダン
画像 画像

Text:石川 芳雄 Photo:小林 康雄
LINE UP & PRICE (抜粋)
5.7HEMI 567.0万円
3.5 462.0万円
※価格はメーカー希望小売価格(税込み)です
SPEC(グレード 3.5)
全長/全幅/全高(mm) 5,020/1,890/1,490
ホイールベース(mm) 3,050
車両重量(kg) 1,730
乗車定員 5名
ミッション 電子制御式4速AT
エンジン V型6気筒OHC
総排気量(cc) 3,518
最高出力(kW(ps)/rpm) 183(249)/6,400
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) 340(34.7)/3,800
タイヤサイズ 225/60R18
クライスラー・ジープコール
0120-712-812
http://www.chrysler-japan.com/
画像

プロフィール
 ’03年のシカゴショーでデビューし、昨年春から北米での販売が始まったクライスラー300Cは同社を代表するフルサイズのFRセダン。ロングノーズ&ショートデッキの独特の佇まいがアメリカ車らしい明確な個性を主張しており世界的な注目を集めているニューモデルだ。
 シャシーは先代のメルセデス・ベンツEクラス、W210をベースとしながら、300C独自の味付けがなされている。エンジンは3500㏄のSOHC V6と5700㏄のV8 OHV。後者はクライスラー伝統のHEMIヘッドを持つユニットで、ここでも個性を主張する。

インテリア
 ダッシュボードの高さ、つまりカウルトップはかなり上にあるし、サイドのベルトラインもかなり高い。そのため乗り込んだ感覚は包まれ感が強いが、300Cはボディサイズ自体に余裕があるため狭苦しさはまったく感じない。Aピラーが直立していてドライバ−の頭部周辺の余裕も十分。まるで大きな箱の中に納まったような感覚だ。
 インテリアは黒と金属調のシルバーの組み合わせを基調としておりクールな雰囲気。操作系のレイアウトも簡潔に整理されていて使いやすい。シートのピシッとした仕立ては欧州風だ。

エクステリア
 300Cのボディサイズは全長5020㎜×全幅1890㎜×全高1490㎜。欧州のセグメント分けにとらわれないおおらかさだ。ロングノーズ&ショートデッキのカタマリ感のあるアンダーボディの上にチョップドトップ風の薄いキャビンを乗せたプロポーションで独特の凄みを出している。フロントマスクも巨大なグリルとヘッドライトでかなりの迫力。この強烈かつ押し出しの効いた存在感こそがこのクルマの最大の魅力と言えるだろう。本国にはワゴンの設定もあるが、日本に入るのはセダンボディのみとなっている。

ドライブフィール
 5700㏄のHEMIエンジンはプッシュロッド式のOHV。機構的には古いもののレスポンスはシャープで刺激的な動力性能が楽しめる。また、大排気量を生かした低回転でのゆったりクルーズも得意だ。このエンジンには経済性を向上させるため、負荷の小さい領域で4気筒を休止させる可変容積機構も備えるが、その切り替えは巧みで滑らかさの点でも合格だ。
 足回りはやや硬めで路面の継ぎ目では少々ビシっと来るが、高速でも安定性は高く、コーナーリング姿勢も比較的フラットで落ち着いている。

画像   画像   画像
インテリアはかなりモダンな造形で構成される。3.5のステアリングホイールはべっ甲アクセント付き革巻きとなる   シートはもちろん本革。シートヒーター、前両席パワーシートなどは、3.5/5.7とも標準で装備される   リヤシートは6:4の分割可倒式。これだけのサイズのセダンながら、実用面も重視しているところはさすが
画像   画像   画像
トランクはボディサイズから想像できるように、奥行き/高さとも広大。バンバーレベルから開くので開口部も大きい   3.5/5.7ともアルミが標準で、タイヤサイズは225/60R18。ただ、ボディの大きさゆえに18インチには見えにくい   3.5のエンジンはSOHCで、249PS。よりトルクに乗った走りが楽しみたければ、OHVの5.7を選択したいところだ