試乗レポート
特選インプレッション
01:クライスラー/300C
02:トヨタ/ヴィッツ

バックナンバーへ
ホーム 読み物・特集 試乗レポート:特選インプレッション
VOLKSWAGEN GOLF GTI フォルクスワーゲン:ゴルフGTI
このクルマを検索する

画像
専用チューンの足回りで刺激的な走り
画像 画像

Text:石川 芳雄 Photo:iZM
LINE UP & PRICE
GTI 6DSG 336.0万円
GTI 6MT 325.5万円
※価格はメーカー希望小売価格(税込み)です
SPEC(グレード GTI 6速DSG)
全長/全幅/全高(mm) 4,225/1,760/1,460
ホイールベース(mm) 2,575
車両重量(kg) 1,460
乗車定員 5名
ミッション 6速DSG
エンジン 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1,984
最高出力(kW(ps)/rpm) 147(200)/6,000
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) 280(28.6)/5,000
タイヤサイズ 225/45R17
フォルクスワーゲングループジャパン
0070-800-551133
http://www.volkswagen.co.jp/
画像

プロフィール
 高い実用性と堅実な走りで定評のあるゴルフに、強化されたエンジンとシャシを与えたスポーティーバージョンがGTI。1976年に登場した初代ゴルフのGTIは、その高性能ぶりからホットハッチという新たなジャンルを作り出すまでになった。そのGTIが、現行のゴルフⅤにも追加された。エンジンは先に登場したGTXと同じ200psのガソリン直噴ターボ。ミッションもツインクラッチ式のDSGと同じだが、足回りはGTよりさらにローダウンされた専用チューンで、外観も大開口のハニカムグリルに赤いピンストライプを配す。

エクステリア & インテリア
 基本的な作りは標準のゴルフⅤと同じ。全長が20㎜ほど長いが、これは専用デザインのバンパーによるものだ。今回日本に導入されたGTIは5ドア(VW流には4ドア)。大きくなって余裕を増したキャビンなどゴルフⅤが本来持っている魅力はまったく薄れていない。
 インテリアはステアリングやトリム類にアルミを使いシャープなイメージに統一。木目を使った高級仕様のGTXとは異なる質感を出している。バケット式のスポーツシートは懐かしいチェックのファブリックのほか、本革もオプションで選べる。

ドライブフィール
 200psのガソリン直噴ターボ(TFSI)は低速域からトルクフルな上に、高回転まで小気味よく回る。元来直噴エンジンとターボは相性が良いとされているが、これは燃焼の緻密な制御が可能で、ノッキング限界も下げられるため。TFSIの圧縮比は10.3とターボエンジンとしてはかなり高く、これが豊かな低速トルクを生んでいる。
 組み合わされるDSGも非常に気持ちいい。マニュアル操作ではトルクの途切れがいっさいない電光石火のアップシフトが味わえるし、ダウンシフトは回転を合わせながら行ってくれるので、スムーズかつ素早く理想のギアが選択できる。ただ、期待されたパドルシフトが今回の日本導入車に用意されなかったのは残念。本国で人気が高く供給が追いつかないそうだ。日本には秋頃に登場というからそれを待ってみるのも良いだろう。
 フットワークの面ではシリーズのベスト。スポーツというとガチガチに締まったサスペンションを想像しがちだが、実はしなやかでロードホールディングも良い。やや堅さが際立ったGT系よりも乗り心地は上質で、しかもコーナーでの身のこなしも格段にシャープになった。それにブレーキの効きも強力だ。

画像   画像   画像
ステアリングホイールは本革巻きで、グリップ部分に絞りが入る形状。パドルシフトの導入先送りは残念だ   ふたつのクラッチが連携して瞬間的な変速を可能とするDSGは、異次元のドライブフィールを感じさせてくれる   フロントシートはファブリックが標準。レザーシートはパワーランバーサポートとシートヒーター込みのオプションだ
画像   画像   画像
リヤシートはゆとりを感じられる広さ。スポーツモデルながら、シートは可倒式で実用性に配慮している   歴代のゴルフGTIではじめて専用デザインのフロントマスクを採用。グリルはハニカム構造で、赤いフレームが囲む   エンジンはすでにGTXでも導入済みの2L FSI。ただ、専用チューンのサスで、走りの味はよりシャープだ