試乗レポート
特選インプレッション
01:ジープ/グランドチェロキー

バックナンバーへ
ホーム 読み物・特集 試乗レポート:特選インプレッション
SUZUKI ESCUDE ジープ:グランドチェロキー
このクルマを検索する

画像
ジープの正統を継承する走破性
画像 画像

Text:石川 芳雄 Photo:iZM
LINE UP & PRICE (抜粋)
リミテッド5.7 588.0万円
リミテッド 525.0万円
ラレード 451.5万円
※価格はメーカー希望小売価格(税込み)です
SPEC(グレード リミテッド5.7)
全長/全幅/全高(mm) 4,760/1,880/1,750
ホイールベース(mm) 2,780
乗車定員 5名
ミッション 電子制御式5速AT
エンジン V型6気筒OHV
総排気量(cc) 5,654
最高出力(kW(ps)/rpm) 240(326)/5,000
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) 500(51.0)/4,000
タイヤサイズ 245/65R17
クライスラー・ジープコール
0120-712-812
http://www.jeep-japan.com/
画像

プロフィール
 クライスラーのSUV専門部門がジープ。軍用車のウイリスを生み出した事でも知られるこのブランドは、数あるSUVの中でも一際高いオフロード性能を持つことで知られている。今回のフルチェンジで3代目となるグランドチェロキーは、そのジープの最上級モデル。トップグレードにパワフルな5.7リッターHEMIエンジンを得た新型は、締まったボディとサスペンションでオンロード性能を大幅に進化させると共に、4WDにも新システムを採用してオフロード走破性も妥協のない高いレベルを維持しての登場となった。

エクステリア&インテリア
 サイズは全長4760㎜×全幅1880㎜×全高1750㎜。大柄なのは間違いないが北米生まれのSUVとしては実は手頃なサイズで、実際このくらいなら日本の道路でも特に持て余すことはなかった。スタイルはキリッとエッジの効いたボディに、クロームの7本スリットグリルがいかにもジープといった雰囲気だ。キャビンは2列シートのワゴンタイプで、サードシートの設定はない。後席の足元やラゲッジルームはボディサイズを生かしてゆったり。ただしインパネの質感はプラスチック然としていて今ひとつ高級感に欠ける。

ドライブフィール
 2種類あるエンジンは共にV8で、半円球の燃焼室を持つ高性能版の5700㏄ HEMIと、標準仕様の4700㏄。
 まずHEMIから試したが、アクセルレスポンスが鋭いこのエンジンは、軽々とボディを引っ張る。アメリカンV8はひたすら低速トルク型というイメージがあるが、HEMIは高回転も活発。メルセデス譲りの5速ATはティップシフト付きで、これをマニュアル操作でドライブすると自分が大型SUVを操っていることを忘れるほど軽快だった。
 サスペンションもいい。ロールなどの姿勢変化が少なくフラットな乗り味のままスルリとコーナーをクリアしてくれた。
 続いて4700㏄も試したが、こちらのパワー感はソコソコ。ノイズもやや大きめなので、グランドチェロキーを買うならエンジンはHEMIで決まりだろう。
 オフロードも試したが、リミテッドのクォドラドライブⅡは、前後とセンターの全てのデフに電子制御のLSD機構を持たせた贅沢な4駆システム。それだけに1輪しかグリップしないような状況でもグイグイと進む。各障害角も十分に取られており、走破性はジープの名に恥じないレベルの高さだった。

画像   画像   画像
スピードメーターが240㎞/hまで刻まれるなど、メーターにはSUVの雰囲気がまったくない   直線と曲面を巧みに組み合わせて、モダンな雰囲気を作り出した。リミテッド、リミテッド5.7は本革シートとなる   カーゴルームのフロアには、リバーシブルカーゴインサートを配置。水洗い可能で、使い勝手がより広がる
画像   画像   画像
ノーマル状態でも広めのカーゴルームは、分割可倒式リヤシートを倒すと、広大かつフラットなスペースが出現   リヤゲートのガラスハッチは、単独で開閉可能。欧米のワゴン/SUVでは、すでに標準レベルの装備だ   5.7L HEMIエンジンは、高回転時のパワフルさだけでなく、低回転からわき上がる豊かなトルクと省燃費性も特徴