試乗レポート
特選インプレッション
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TOYOTA BELTA トヨタ:ベルタ
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美しいスタイルのニューコンパクトセダン
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Text:石川 芳雄 Photo:CAR CIAO編集部
LINE UP & PRICE (抜粋)
1.3X"S package"(4WD) 175.35万円
1.3G(2WD) 155.4万円
1.0X(2WD) 132.3万円
※価格はメーカー希望小売価格(税込み)です
SPEC(グレード 1.0X 2WD)
全長/全幅/全高(mm) 4,300/1,690/1,460
ホイールベース(mm) 2,550
乗車定員 5名
ミッション Super CVT-i
エンジン 直列3気筒DOHC
総排気量(cc) 996
最高出力(kW(ps)/rpm) 52(71)/6,000
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) 94(9.6)/3,600
タイヤサイズ 165/70R14
お客様相談センター
0800-700-7700
http://toyota.jp/
 

プラッツの後継モデルとしてデビュー
 トヨタのコンパクトカーは、ハッチバックのヴィッツを核に様々なモデルを展開している。'05年11月に登場したベルタはそのセダンバージョン。つまりはプラッツの後継モデルなのだが、ファンカーゴがラクティスとなったように、セダンも名前から一新してのデビューとなった。
 エンジンは3気筒の1000ccと4気筒の1300cc。ミッションはFFがCVTで、1300のみの4WDは4速ATだ。ヴィッツにある1500ccは不在だが、これはカローラとの棲み分けを明確にするため。それほどベルタは大きく立派になった。

上品で美しいスタイリング
 ベルタのスリーサイズは全長4300mm×全幅1690mm×全高1460mm。つまりプラッツより120mm長く、30mm幅広い。対して全高は40mm低くなっている。これにより以前のこんもりとうず高いイメージが消え、伸びやかなセダンらしいフォルムを手に入れた。厚みのあるフロントマスク、ハイデッキ処理された機能的なテールエンドなども印象的だ。
 ここまで立派だと、もはやカローラとの差は少ない。おそらく次世代カローラはこれを上回るはずで、その意味でもベルタの存在は貴重となるはずだ。

コンパクトながら余裕の居住空間
 プラッツに対しホイールベースも180mmの延長が図られていることもあり室内は広い。リヤシートの足下空間は余裕タップリだし、FFモデルであればセンタートンネルなどの張り出しもまったくないので実に広々としている。トランクルームも475lと極めて大容量。上級グレードには左右6:4分割のスルー機能まで備わる。
 インテリアはヴィッツと似たセンターメーター式のインパネで、全体にシンプルイズベストといった造り。しかしチルトステアやシートリフターなど必要なものは一通り揃っている。

マイルドかつ安心感あるフットワーク
 日常の足に相応しいマイルドな乗り味に仕上がっているが、いわゆる安物感はない。フットワークにはある程度の締まりがあって安心感のある爽快な乗り心地を実現しているし、多少攻めた走りをしてもスタビリティが高く、このあたりはヴィッツの良さが正しく継承されている。さらにアイドリング時の静粛性も高く、感心するほどだ。
 エンジンは1300ccならフィール/パワー面に不足なし。1000ccの方は3気筒ならではの独特の振動があり、特にアイドリング域では気になるが、こちらも走り自体は軽快だ。

ドライブフィール
 プリウスに採用されるTHS-IIは、モーター・発電機・エンジンの3者を動力分割機構というプラネタリーギアを介して繋ぎあわせているのが最大の特長。シビックを始めとする他のハイブリッドはモーターをエンジンのクランクと同軸に置いて補助として使うが、プリウスはエンジンとは別にモーターだけを動力源とする走行も可能なのだ。
 走り出しはモーター駆動だから非常に静か。アクセルに力を込めると次いでエンジンが始動し両者協調による力強い加速に移る。こうした走りのフィーリングや燃費などは2代目プリウスの登場当初から大きくは変わっていない。実用燃費は市街地主体で一部高速が混ざったような状況で20㎞/L前後。性能的には十分満足のいく内容だ。
 したがって今回のMCではこれ以外の熟成が行われた。まずフットワーク。従来のパツパツとした固さが消えてどっしりとした欧州車風の乗り味に。高速の直進安定性はもうひとつだが、走りにしっかり感が増したのは魅力。さらに、ロードノイズや風切り音も遮音材やガラスの改良で少なくなった。これらにより走りの質感が向上したのが新型プリウスの最大の魅力だ。

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視認性に優れるセンターメーターを採用したインテリアは、コンパクトなボディからは想像できないほどの広さを実現   トランクも大容量で、クラストップレベルの475lを誇る   エンジンは、1.3l直4もしくは1.0l直3ユニットを搭載する