試乗レポート
特選インプレッション
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VOLKSWAGEN PASSAT フォルクスワーゲン:パサート
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フラッグシップとしての高いプレミアム性
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Text:石川 芳雄 Photo:YASU(編集部)
LINE UP & PRICE(抜粋)
Passat V6 4MOTION 439.0万円
Passat Variant 2.0T 381.0万円
Passat 2.0T 365.0万円
Passat Variant 2.0 335.0万円
Passat 2.0 319.0万円
※価格はメーカー希望小売価格(税込み)です
SPEC(グレード ヴァリアント 2.0T)
全長/全幅/全高(mm) 4,785/1,820/1,515
ホイールベース(mm) 2,710
乗車定員 5名
ミッション ティプトロニック付6速AT
エンジン 直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ
総排気量(cc) 1,984
最高出力(kW(ps)/rpm) 147(200)/6,000
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm) 280(28.6)/5,000
タイヤサイズ 235/45R17
フォルクスワーゲングループジャパン
0070-800-551133
http://www.volkswagen.co.jp/


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 日本に導入されるVW車のフラッグシップモデルとなるパサートが9年ぶりのフルチェンジを行なった。6代目の新型はアウディとプラットホームを共有するという過去の縛りから解き放たれ、ゴルフと同じ横置きエンジンの新しいプラットホームを採用したのが大きな特徴だ。
 ボディはセダンと、ワゴン改めヴァリアントの2種類。エンジン展開は共通で、FFモデルが150psの2L自然吸気と200psの同ターボ、4WDの4モーション専用3.2K V6の3種類だ。ただしヴァリアントの4モーションは生産の都合から秋からの導入となる。
 2Lの4気筒エンジンはすでにゴルフでもお馴染みだが、自然吸気の150psでもパワー不足はない。ガソリン直噴で低回転からしっかりとトルクを出している上に、6速ATがそれを有効に生かせるからだ。
 ターボはさらにパワフルで、足まわりもローダウンされたスポーツサスでフットワークにも軽快さが加わっているのも魅力だ。
 しかしパサートらしい質感を楽しみたいなら、V6・4モーションだろう。スムーズでトルクフルなエンジンは余裕タップリだし、DSGの歯切れのよいシフトも心地よい。全ての車種で静粛性や乗り心地などのマナーが良いのも新型パサートの大きな魅力だと感じた。

華やかなインテリアと新機構の数々
 新型パサートは全長が+85㎜の拡大で4785㎜(セダン)に、全幅は+75㎜で1820㎜となった。もはやアッパーミドルのEセグメントに近い。最近の欧州車はモデルチェンジの度に大型化されるのが常だが、それにしてもパサートは大胆だ。
 スタイリングもあっさりとしていた先代に較べると格段に情緒的になった。ボディ前後の絞り込みがきつく、側面も独特の陰影を持たせた面構成になっているし、近年のVWのファミリーフェイスであるワッペングリルにもクロームメッキが盛大に奢られ、ボディのワイド化と独特の表情を持つコンビネーションランプで華やかさと精悍さを出している。つまり、より大きく、豪華になったという印象なのだ。
 サイズアップにともなう居住性の向上は顕著で、大柄な後席を備えつつも足下スペースの余裕は大きいし、ラゲッジルームも広い。特にヴァリアントの拡張性に富んだ荷室は魅力。豪華になっても実用性に手を抜かないのはやはりVWだ。
 インテリアの質も向上した。本木目を大胆に奢ったインパネは華やかだし、相変わらず組み立て精度も高い。電子式イグニッションや電動パーキングブレーキといった新機構の採用にも意欲的。こうした濃い内容に加え価格も極めて魅力的だ。

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新型パサートで新たに採用された、電動パーキングブレーキ。レバーもペダルも操作せず、写真右側のスイッチで操作が可能だ   全てにおいてサイズアップしたラゲッジスペースは、通常時で603L、リヤシートを倒せば1731Lという大容量の空間を確保している   新型パサートには、4モーション専用の3.2L V6のほか、ゴルフやジェッタでおなじみの2.0L直4ターボと同NAの3種類のパワーユニットが搭載される