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試乗レポート:特選インプレッション
シトロエン:C4ピカソ
個性が凝縮されたフレンチミニバン
Text:木内 一行(編集部) Photo:iZM
スペック:2.0エクスクルーシブ(6速EGS)/345万円
全長/全幅/全高(mm)
4,590/1,830/1,685
ホイールベース(mm)
2,730
乗車定員
7名
ミッション
6速EMT
エンジン
直列4気筒DOHC
総排気量(cc)
1,997
最高出力(kW(ps)/rpm)
103(143)/6,000
最大トルク(N・m(kg・m)/rpm)
200(20.8)/4,000
シトロエンコール
70120-55-4106
http://www.citroen.co.jp
個性的なデザインや独自のサスペンションなど、欧州車のなかでも独創性の強いクルマづくりで知られるシトロエン。そのシトロエンのなかで、5ドアの“サルーン”と3ドアの“クーペ”をラインアップするミドルサイズカー「C4」に、ミニバンの“ピカソ”が加わった。ライバルとなるのは、ルノー・グランセニックやフォルクスワーゲン・ゴルフトゥーランなどだ。
丸っこいフォルムが目を引くC4ピカソだが、最大のアピールポイントは、“ビジョスペース(Visiospace)”と呼ばれるコンセプトに基づいた広大なグラスエリア。フロントウインドとルーフとの境目は通常のミニバンよりも30㎝以上も後方に位置し、クラス最大のグラスエリアを確保。さらに最大前後長1.04mを誇るグラスルーフ“パノラミックサンルーフ”も用意される。ディテールもシトロエンらしく個性的で、伝統的なセンターパッド固定式の“センターフィックスステアリング”や、ステアリングコラム奥から生えたシフトレバーなどを採用。もちろん、7座席すべてが独立しているシートは、アレンジも豊富だ。
搭載される2.0・の直4ユニットは、最高出力よりもトルク重視のセッティングで、全域にわたって扱いやすい。組み合わされるミッションは、6速EGS(6速エレクトロニック・ギアボックス・システム)と、通常の4速ATの2機種。6速EGSは、以前のセンソドライブなどよりは改善されたものの、やはりシフトアップ時に2ペダルMT特有の“駆動力が抜ける感じ”がある。慣れれば問題ないが、最初はやはり気になるだろう。一方4速ATは、シフトショックも比較的少なく、スムーズな走りが可能。スポーティ度をさほど求めないC4ピカソには、こちらの方がマッチしていると感じた。
足まわりは柔らかめだが、ハンドリングはナチュラル。リアサスペンションにエアサスを採用していることもあり、フラット感の強い乗り味が印象的だった。
斬新なデザインのインパネは、突起物を極力少なくしたすっきりした装い。液晶の大型メーターはダッシュボード中央に配置され、電動パーキングブレーキのスイッチもコンソール上部に設置。さらに、ステアリングセンターパッドには各スイッチ類が集約されている