巻頭特集
04.11.15 vol 65掲載
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ホーム 読み物・特集 巻頭特集:5年乗る50万円以下のオンリーワンMODELを探せ
3狙いはミニバン
人気カテゴリーだけに大胆な割り切りも必要
 ミニバンというと最近はプレステージ性のある豪華なミニバンが数多く登場しているが、販売価格が300万円を超えるようなミニバンを50万円以下で手に入れるのは、その人気面からみても厳しい。もちろん歴戦のツワモノのような低年式なら購入も可能だが、今回は「5年は乗る」という強い意志をもって選んでみよう。
 例えば、エスティマなどのモデルサイクルが長い高級ミニバンなら50万円の予算だと10年落ちが基本、デビュー当時の平成2年式なら、20万円前後の格安モデルすらある。それが、普及型のミニバン、ベーシックグレードが新車時100万円後半から購入できるクルマなら、いくら相場が高いとはいえ、平成8〜9年式が選べる。つまり、「ミニバン=高級車=中古も高い」と錯覚しなければ、いくらでも選択肢はあるのだ。
 幸い、ターゲットとしている平成8〜10年式は、各メーカーともミニバンのラインアップを拡充していた時代なので、ミドルサイズの普及ミニバンは、いくらでもみつかるはずだ。
 後は、個別の車両状態チェックが大事になる。ミニバンの場合はアンダーパワーのクルマも多く、使われ方や走り方によって、エンジンやミッションなど主要機関にコンディションの差がついてしまいがち。試乗も含めて、チェックは必ず必要。インテリアなども、必ず3列目まで着座して、室内を注意深くみることが大事だ。長く付き合うと決めた以上は、事前チェックを特に慎重にしたいのがミニバンだ。

画像 TOYOTA ESTIMA
[エスティマ・初代]
1990年5月〜1999年12月
新車価格帯: 253.1〜366.3万円
中古車価格帯: 20〜200万円
画像エスティマの相場は全般的に高め。それだけ人気があることの証でもあるのだが、改造車のベースになっていることが高値に拍車をかけている。オーナーカーとして使うにはリスキーなので、多少室内は狭くはなるが、5ナンバーの「ルシーダ」「エミーナ」なら安心感は高い
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TOYOTA IPSUM
トヨタ/イプサム [ 先代 ]
画像
●1996年5月〜2001年4月
●エンジン: 2L/2.2LDT
●ボディサイズ: 4530×1695×1620mm
●ミッション: 4速AT
初代イプサムは5ナンバーサイズのボディをもち、コンパクトなボディによる扱いやすさと、多彩なシートアレンジによる使いやすさが特徴のファミリーユースのミニバンだ。シートは全グレードとも2‐3‐2タイプの3列シートで、フロントシートはコラム4ATを採用したためウォークスルーとなっている。2列目、3列目は5:5の分割可倒式シートで、2列目はロングスライドが可能で、使い勝手は良かった。エンジンは当初、2Lガソリンエンジンのみだったが、1年後に2.2Lのディーゼルターボが追加されている。
■新車価格帯: 187〜261万
■中古車価格帯:25〜145万円
デビュー年度の1996年、平成8年式モデルの平均中古車価格が63万円、平成9年式の平均価格が72.2万円なので、50万円以下となると、10万km前後の多走行車が中心だ。流通数の多いグレードは、オーディオの充実した「Lセレクション」の2WD、135PS/2.0Lガソリンエンジン搭載モデル。「標準車」や装備の簡略化された「Eセレクション」も予算内では選べるので、購入時にはその点を、年式や車両状態、価格と比較して検討したい。
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50万円以下の中古車
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NISSAN SERENA
ニッサン/セレナ[ 先代 ]
●1991年6月〜1999年5月
●エンジン: 1.6L/2.0L/2.0LDT
●ボディサイズ: 4355×1695×1850mm
●ミッション: 4速AT/5速MT
トヨタ・タウンエースと5ナンバー1BOXの覇権を競っていた「バネットシリーズ」から、フロントノーズの突き出た1.5BOX「バネット・セレナ」が登場したのが1991年(平成3年)。1994年にはマイチェンで車名が正式に「セレナ」となり、1997年には大きなフェイスリフトを伴うマイチェンを受け、モデルサイクルは実に8年の長きに及んだ。乗車定員は2‐3‐3の8人乗りがほとんどで、一部車両に7人乗りもある。運転席は1BOX車というより乗用車感覚で、シフトもコラムではなくフロアタイプとなっている。
■新車価格帯: 156.9〜308.1万円
■中古車価格帯:8〜128万円
モデルサイクルが長いだけあって、旧年式を選べば30万円以下の格安車も多数あるが、あくまで、5年乗ることを考えるとなるべく状態の良い高年式を選びたい。中古車平均価格は平成9年式で60.6万円、平成8年式で50.2万円なので、予算的な狙い目としてはそこらへんになるだろう。マーケットに多いのは、下から2番目のグレード、つまり商用車的な装備簡略車のひとつ上のグレード、ファミリーユースとしてはベーシックな「FX系」だ。
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HONDA ODYSSEY
ホンダ/オデッセイ [ 初代 ]
●1994年10月〜1999年11月
●エンジン: 2.2L/2.3L/3.0L
●ボディサイズ: 4750×1770×1645mm
●ミッション: 4速AT
ホンダの大ヒットミニバンになったオデッセィは、3ナンバー専用のワイドボディに、セダンベースのワゴンより高く、1.5BOXベースのミニバンよりは低い、スポーティ感のある絶妙なスタイルで登場した。この初代モデルは、6人または7人乗りで、後席ドアは乗用車タイプのヒンジ式、サードシートは床下収納式で、扱いに優れていた。エンジンは当初2.2Lだけだったが、1997年(平成9年)のマイチェンで2.3Lエンジンに換装されている。また、ホンダオブアメリカ製のV6・3Rエンジン搭載車「プレステージ」も販売された。
■新車価格帯:179.5〜359.5万円
■中古車価格帯:10〜138万円
ヒットモデルだけに市場に流通する台数は多い。またアフターマーケットのエアロ装着車などが多いのもオデッセイの特徴だ。フルノーマルの場合、平成7年式で30〜70万円、平成8年式で40〜80万円というのが大方の相場だ。基本的なグレードは上から「L」「M」「S」「B」だが、豪華装備のエクスクルーシブなどもある。50万円の予算内では、状態の良い車両は少ないので、装備に目を奪われずに、しっかりとコンディションを把握したい。
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HONDA STEPWGN
ホンダ/ステップワゴン [ 初代 ]
●1996年5月〜2001年3月
●エンジン: 2.0L
●ボディサイズ: 4610×1695×1830mm
●ミッション: 4速AT
中古市場でも高い人気を誇るステップワゴンも、初代はデビューから8年が経過し、50万円予算で狙えるようになってきた。大柄に見えるが5ナンバーサイズのボディに、2Lエンジンというパッケージは中古車としても魅力的だ。シートは3列シートの8名乗車タイプが一般的だが、2列シートの5人定員もラインアップしていた。3列シートタイプは、2列目が、くつろぎを優先した回転対座式と、カーゴスペース優先のポップアップシートが、同じグレード内で選べるようになっていたので、選ぶときには注意が必要だろう。
■新車価格帯:154.8〜244.8万円
■中古車価格帯:18〜168万円
マーケット内で、もっとも台数が多いのが、デビューから2年目の平成9年式モデル。30万円台からでも販売されているが、ボリュームゾーンは60万円〜90万円台のプライスとなっている。50万以下の予算でも探せるが、やはり多走行モデルが中心となっているので、慎重な選択が必要。オデッセィに比べれば改造車も少なく、ファミリーユーズが多いので、じっくりと探すことで程度の良いクルマを探したい。中間グレードの「G」が流通数では多い。
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