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ホーム 読み物・特集 巻頭特集:人気ミニバン徹底研究:ステップワゴン



 現行モデルに搭載されるエンジンは、2.4L直4のK24Aユニットと2.0L直4のK20Aユニットの2種類。どちらもホンダお得意のVTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)に加え、吸気バルブタイミングの位相をエンジン負荷に応じて連続的に制御するVTC(可変バルブタイミング・コントロール機構)を組み合わせた、i-VTEC機構を搭載。
 また、アクセル操作をセンサーで感知し、スロットルバルブを電子制御するDBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)を採用。アクセル開度に対するスロットルバルブ開度を走行状況に応じて変化させることで、自然でリニアなアクセルフィーリングを実現している。2.4Lは「24Z」専用のユニットとなり、最高出力162ps、最大トルク22.2kg-mを発揮。2.0Lは、最高出力155ps、最大トルク19.2kg-mを発揮する。
 なお、低回転時には吸気2バルブの片方を休止させるVTEC機構や高効率な燃焼制御により、優れた燃費性能と扱いやすさを両立している。
2.0Lに加えて2.4Lも追加
 先代モデルは、デビュー当初2.0L直4ユニットのみだった先代モデル。現行モデルと同型式のK20A。
 現行モデルと型式は同じだが、最高出力160ps、最大トルク19.5kg-mと、スペック上では現行よりもハイパワーとなっている。
 また平成15年6月のマイナーチェンジでは、新たに2.4Lユニットを搭載。最高出力162ps、最大トルク22.4kg-mを発揮。ミッションは5速ATが組み合わされる。
パドルシフト付きCVTも設定
 2.4LのFFモデルには、ステアリングのスポーク部に付いたパドルシフトボタンでシフトアップ/ダウンが行なえる、7スピードモード付きCVTを搭載。ステアリングから手を離さず、マニュアル感覚のスポーティな走りが可能だ。その他のグレードは、2.4Lの4WDには不要なシフトアップを制御するシフトホールド制御付きの5速AT、2.0Lには4速ATが組み合わされる。
マイナーチェンジでパワーアップ
 初代モデルに搭載されるエンジンは、2.0L直4のB20Bユニットのみ。ただし、デビュー当初は最高出力125ps、最大トルク18.5kg-mというスペックだったが、平成11年5月のマイナーチェンジで、燃焼効率の徹底追及や圧縮比の適正化が施されてパワーアップ。最高出力135ps、最大トルク18.8kg-mまで高められた。

快適かつ安全性の高いボディ
 軽量ながら、高剛性を実現したボディ。テールゲートやスライドドアの大きな開口部周辺をはじめ、各部に補強を施しつつ、結合強度向上によって部材の肉薄化を実現。これにより、しっかりしたボディ剛性と軽量化を見事に両立。低床・低重心プラットフォームも相まって、優れた走行安定性と軽快なハンドリングを獲得している。また、シャーシまわり各部の剛性を高めることにより、エンジンや路面から室内に伝わる振動を効果的に抑制。全ての座席で会話を楽しめ、静かで心地よい室内空間を確保した。
 現行モデルのボディは、高い剛性だけでなく、安全性も非常に優れている。前面からの衝撃を広く分散・吸収する「コンパティビリティ対応ボディ」を採用。衝突時の“相手車両への攻撃性低減”と“自己保護性能のさらなる進化”を両立。さらに、衝撃吸収構造を採用し、万一の歩行者衝突時の傷害軽減を目指した「歩行者傷害軽減ボディ」もあわせて採用している。
 1列目から3列目まで効果的にカバーするサイドエアバッグなど、万一の際に人を守るためのパッシブセーフティに加え、ハイテクを生かした危険回避性能によるアクティブセーフティ性も備えたステップワゴンは、乗員全員が安心してドライブを楽しめる、優れた安全性能もステップワゴンの特徴なのである。

前走車との車間距離を自動的に保持
 ミリ波レーダーにより、車速と車間を適切にコントロールするクルーズコントロールが、IHCC(インテリジェントハイウェイクルーズコントロール)。
 フロントグリル内に装着されたミリ波レーダーにより、前方100m、角度16°の範囲で前走車との距離を測定し、車速センサーやヨーレートセンサーによって、自車の走行状態を検出。適切なアクセル/ブレーキ制御が行なわれ、設定した車速内でスピードに応じた車間距離を保持する。
 なお、45km/hから100km/hの間で作動し、前走車と急接近した場合には、警報を発してドライバーにブレーキを促す機能も備わっている。またメーターパネル内には、作動状況を表示するディスプレイも設置されている。

雪道での強い味方
 現行モデルに搭載されているホンダ独自の4WDシステムが、カムユニット搭載リアルタイム4WDシステム。通常はほぼFFで駆動しているが、雪道などの走行状況に応じて、リヤタイヤにも適切な駆動力を配分するというシステム。軽量かつコンパクトな設計で、優れた燃費性能や静粛性および走破性を生かしながら、リヤタイヤへトルクを伝達するデュアルポンプシステムにカムユニットを追加して、フロントタイヤの空転検知能力を大幅に向上させている。さらに、FFと4WDの切り換えを瞬時に行って、安定した走行性能を実現させるシステムだ。
車両の挙動を安定させるハイテク装備
 ブレーキ時のタイヤのロックを防ぐABS(アンチロックブレーキシステム)と、加速時や滑りやすい路面などでのタイヤの空転を防ぐTCS(トラクションコントロールシステム)に、コーナーリング時の横滑り抑制を加え、全ての機能を統合制御する車両挙動安定システムがVSA(ビークルスタビリティアシスト)だ。アンダーステア/オーバーステアなど、クルマの急激な姿勢変化を効果的かつ自然に抑制して、安定感のある走りを実現。LパッケージおよびLSパッケージ、24Zにオプション設定される。